2026年から導入!介護福祉士国家試験に『パート合格制』とは?

介護福祉士

2025年(令和7年)に実施される第38回介護福祉士国家試験から、受験制度が大きく変わります。その名も「パート合格制」。
これまで一発勝負だった試験が、今後は3つのパートに分けて評価され、合格したパートは翌年以降に再受験が不要になります。

介護職として働きながら学ぶ方、外国人受験者、育児や介護と両立する方にとって、より柔軟で受験しやすい制度となるのが特徴です。

パート合格制とは?

3つのパートに分けて合否判定

これまでは総得点のみで合否が決まっていましたが、今後は下記の3パートごとに評価されます。

● Aパート

人間の尊厳と自立、介護の基本、社会の理解、人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術、生活支援技術(計60問)

● Bパート

こころとからだのしくみ、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、医療的ケア(計45問)

● Cパート

介護過程、総合問題(計20問)


合格のしくみと有効期限

・初回受験は全パート受験が必須

・合格したパートは翌年・翌々年の2年間有効

・不合格だったパートのみを翌年に受け直すことも可能

・再受験時に全パートを再受験することも選択可能

【例:パート別合否の進行イメージ】

初回受験:Aパート合格/Bパート不合格/Cパート合格

翌年受験:Bパート合格 → この年に全パート合格となり、資格取得可能


パート合格制のメリット

・学習計画が立てやすくなる(苦手科目に集中できる)

・仕事や育児、介護との両立がしやすくなる

・外国人受験者にも配慮(段階的な合格が可能)


よくある質問(Q&A)

Q. パート合格だけで資格は取れる?

A. いいえ、すべてのパートに合格しないと介護福祉士にはなれません。

Q. 合格したパートの有効期限は?

A. 合格した年の翌々年まで有効です。

Q. 再受験時は全パート受け直す必要ある?

A. 選択制です。全パートを受験すれば、有効期限の延長も可能です。

Q. 報酬や配置基準に含まれる?

A. パート合格者は介護福祉士ではないため、加算や配置基準の対象にはなりません。


まとめ 介護福祉士を目指す皆さんへ

「パート合格制」は、資格取得を目指す皆さんにとって、より柔軟で受験しやすい制度です。

介護現場で働く中での学びを無駄にしないためにも、自分のペースで合格を目指せるこの制度をぜひ活用してください。

詳細は厚生労働省の公式ページでも確認できます。

👉 出典 厚生労働省・合格パートの受験免除の導入について  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/shakai-kaigo-fukushi1/index_00002.html

【サイト内記事】介護福祉士に合格するために

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